PFA訓練修了生 航空大学仙台課程(双発計器飛行課程)に突入
私がPFAで教官からはじめに教わったことは、パイロットになるために必要な航空知識やマニューバーではなく、実際に飛行訓練を開始するまでに事前にそれらを勉強しておかないと意味がないということです。
「パイロットの仕事の9割は飛行前にすでに終わっている」とよく言われますが、まだ入校する前で何もわからない私でも、訓練開始時点からその状況は同じなのだなと感じたことを覚えています。
何の知識もない丸裸状態で現地の訓練を開始するのと、事前にしっかりとした勉強をしてから現地で訓練を開始するのとでは、同じ訓練費や訓練期間を費やすとしても、その訓練の内容や効率といった「価値」は全く違うものになります。
私もPFAで実際の訓練で行われる内容や必要な知識を事前に勉強していくにつれてその重要性を再認識していくようになりましたし、同じ訓練費?訓練環境であってもそれをどれだけ価値のあるものにするかはこっちの地上訓練でどれだけしっかり勉強していくかにかかっていると言っても過言ではないことを実感できるので、常に向上心と危機感を持って勉強にのぞめ、モチベーション維持にも繋がります。
また、今も現役の第一線で活躍されている教官から日々指導を受けることは、生きた航空知識や飛行技術を学ぶことができるので、プロのパイロットを目指す者にとって間違いなく貴重なものになります。
そして何より、プロフェッショナルパイロットとして最高のお手本が目の前にあるわけですから、パイロットに求められる資質や考え方、学ぶ姿勢など知識以外の部分で勉強になるところが多くあります。特に精神的な面で、自分の足りない部分や変えたほうがいい部分に自然と気づき修正しようとなるので、非常に参考になります。
私自身、今後もPFAで学んだことすべてを訓練過程でも最大限に生かし、エアラインパイロットを目指して努力していこうと思っています。
私は、PFAで学びアメリカでエアーラインパイロットを養成する訓練施設にてフライト訓練を終了しました。
その結果アメリカ西海岸のユナイテッド航空子会社のコミューター会社の副操縦士候補生いとして採用が決まり、現在ターボプロップ(Super King Air300 )の機種限定に挑戦し先週合格しました。
アメリカで仕事をするためのビザの問題も解決し、やれやれです。
もしPFAで学ばず多くの情報もないままに、単なるアメリカのフライスクールに留学していたら絶対今の自分はありませんでした。もちろんPFAに訓練するまで私は、航空機を操縦したこともありませんでしたし、大学での学部は経済学でありまったくの無知な状態でした。
パイロットになりたく、親戚が日本の大手航空会社の国際線パイロットでしたので相談しました。
航空大学・自社要請・航空留学のなかから何れかを選択するにあたり、年齢などを考慮して航空留学を選択しました。再度親戚に相談すると、「ただ海外でライセンスを取得しても何の意味もなく、日本の航空大学のような課程を踏まえて訓練しなければだめだ。」ときつく言われました。
親戚は自社養成でパイロットになられていて航空留学の情報まではご存知ありませんでした。ネットで検索しましたが、どの学校も同じような内容でその良し悪しが判断できませんでした。
ホームページからはかなり大きな信頼性の高そうなフライトスクールでも、留学している友達に調査してもらうと、日本人しか通っていない小さなフライトスクールで、短期でライセンスはとれても現地で採用されるような能力にはいたらず、日本人訓練生にたいする日本人教官として短期間働くぐらいしか出来ないとの情報をもらいました。
そうこうしているうちに航空会社のB採用制度に失敗しあきらめるしかないと思いました。
親戚のパイロットの方から再度連絡があり、日本人で航空留学に詳しい方がおられるから一度会って、いろいろ教えてもらいなさい。」と言われ、PFAの教官にお会いしたのが私とPFAの出会いです。PFAで教科書にかかれていない多くの航空知識や操縦技術の本質を学ばずに、アメリカでの法定地上訓練だけで実技訓練をしても何にもならないことを思い知らされました。
私の訓練したアメリカのフライトスクールは遊びでライセンスを取得するような訓練生はいなく、エアーラインパイロットを目指す訓練生ばかりでした。彼らはみな一応に航空知識をすでに入学まえから得ていて、既に入学まえから自家用ライセンスをもっている訓練生も多くいました。しかし、私はPFAで学んだ知識や、何時間も繰り返したシミュレーターでの訓練経験しかありませんでしたが、訓練飛行時間を終わってみれば、全ての成績においてA以上で終了でき、その後もその知識を生かし飛行時間を積み重ね学校からの推薦もあり、副操縦士見習いとして就職できるようになりました。
今後もPFAで身につけたATPLの知識を武器に、副操縦士発令を獲得します。
Junji Yosida.
私は、PFAで学んだ、KENこと山根賢治です。航空留学を考え学校探していたところ、同じ大学の卒業生が航空大学に行かなかったのにJ-AIRのパイロットになられたという情報を先輩から聞き、先輩を訪ねました。先輩もPFAの教官から学んだ方で、航空留学の注意点を力説してくれました。
「PFAの訓練は、理解できるまで予定学習時間を大幅に越えて教えてくれ、シュミレーターによる訓練も教官が納得するまで見守ってくれる。結局250時間を予定していた地上訓練が追加費用加算することなくその何倍も教えてくれました。もしその知識なしに短い飛行訓練をしていてもプロにはなれなかったし、その後の社内訓練も自信がなかったことは明らかだ。実際いま役にたっている知識は実技訓練から得たものではなく、教官から飛行訓練を始めるまでの、操縦技術やルールオブサムなどの教科書に書いていない内容だ。操縦技術は空で上達するものではない、地上で出来ないことは空では出来ない。」
これらのアドバイスを聞いて、「航空機も乗り物で、乗れば乗るほど操縦技術が上達する」という間違った考えを捨てないといけないことに気付きました。地上訓練を開始すると、先輩の言われた通りで、このような知識を身につけないで実技訓練を開始しなくて良かったと、胸をなでおろしています。
その後の訓練は順調に進みパイロット採用試験に合格し現在副操縦士訓練に向けて、猛勉強中です。いまだに教官にいろいろアドバイスしてもらっています。有難うございます。
Taka Yamashita
我々4人は、教官の指導のもと凍結ATPLおよび737のType ratingに挑戦中です。
降下率・BANK・出力・各種タイミングetcこれらは算出は複雑な計算を要するので、PFAの教官から訓練をうけるまでは、感覚やセオリーに頼っていましたが、教官より即座にそれらを簡単に算出できる論理的な暗算方法を伝授いただき、SIMによる、飛行訓練に非常に役にたっています。もしこれらを知らずSIMに乗り込んでも、我々はスムーズにこなすことはできませんでした。
また737のマニュアルの訓練についても、PFAの訓練なしに法定訓練を受講しても、理解できないほどのスピードで進行しています。
SIMの課程は、①Jet Transition②MCC③Computer Base Training ④Fixed base Simulator ⑤Session Full Flight Simulator Session ⑥Low visibility Operations ですが、そのどれもが、PFAの訓練そのものです。皆Checkに合格し、来週からいよいよ⑤の課程に進めます。
教官の口癖「大切に訓練時間を消化」するために、猛勉強中です。
Yoshi ? Ken ? Taka ? ?Sato
それはこのホームページをご覧の皆さんと同じ様に、あの大空を優雅に舞うジェット旅客機を自らの手で意のままに操縦してみたいと言う、おそらく男の子なら一度は思うであろう単純な理由からでした。
まずPFAに入学して一番に驚かされたことは、航空機は技術や感覚ではなく知識によって飛ばすものと言う教官のお言葉でした。
それは飛行機と言う物は技術や感覚で飛ばし、知識などと言う物は後から着いてくると考えていた私にとってそれは非常に衝撃的で、入学当初は半信半疑だったのを今でも覚えています。
しかし、私の考えが間違いだったことは直ぐに証明されました。教科書には航空機の操縦法が1から10まで丁寧に書かれている訳ではなく、前もって表計算ソフトなどを使い分析をし、シミュレーターで訓練をしておかないと、とてもじゃないですが、短い実機訓練中に経験と感覚だけで全てを身に着けることは不可能に近いことだと気が付かされました。
またこれは余談になりますが、米国で長くプロパイロットをされていた教官のお話はどれも非常に興味深く、有益な内容ばかりなので今後の人生(特に航空留学を予定されている方)にとても参考になるかと思います。時には訓練が非常に厳しく感じることもあるかと思いますが、パイロットとしてだけではなく、人としても一回り大きくなれる訓練機関は他にはないと思います。
最後となりましたが、もしあなたが入学を迷われている方で、特に留学経験のない方でしたら一度PFAを訪れてみることを強くお勧めします。
凍結ATP 課程修了 壷井晃史(25歳)